現在は、「機械の高さを変更して欲しい」や「安全のためのカバーを付けて欲しい」といった、お客様の要望に合わせた梱包機の設計を行っており、標準の形から毎回違った構造の機械を考え作り出すことに機械設計の楽しさを感じています。難しいのは、ただ要望通りの機械を作ればいいということではなく、メンテナンスや組み立ての方が作業しやすい構造にしたり、使用する部品をなるべくコストのかからない形状にしたりと、考慮しなければならないことが多岐に渡っていることです。学ぶことが多く、常に頭を使って作業しているので大変な仕事だと思いますが、自分の想定通りに機械が出来上がったときの達成感や、生みの親として機械に対する愛着は誰よりも感じることができる、やりがいのある仕事だと思います。
今は過去にやったことのある構造を参考にして機械を設計していることが多いですが、最終的には今後の新しい機械のベースとなるような構造を自分の力で考えられるようになることが私の目標です。そのためには材料や力学などの機械知識と、実際に機械を使用するときのことを考慮できる想像力が必要だと感じています。若いうちから多くの機械設計に携わることができ、設計した機械を実際に間近で確認できるストラパックは目標に近づくのに適した環境が揃っているといえます。まだまだ勉強の途中ではありますが、これからもより良い機械を作れるように精進していきたいです。